『「原因」と「結果」の法則』「デールカーネギーにも影響を与えた自己啓発書の元祖!」
◆こんな人にオススメ◆
仕事や人生や人間関係に悩んでいる人
◆概要◆
著者:ジェームズ・アレン
出版年:1902年
『人を動かす』で有名なデール・カーネギーや『世界最強の商人』のオグ・マンディーノにも影響与えたと言われている。自己啓発書の元祖!
◆解説
この記事では要点だけを解説していきたいと思います。
結論から言うとこの本の重要なポイントは以下の5つです。
1.私たちの人生は原因と結果の法則に基づいて作られている
2.原因と結果の仕組みは「思い方」から
3.成功するには犠牲が伴う
4.目標達成に必要なのは「信念」
5.穏やかになると成功できる
それではもう少し具体的に見ていきましょう。
私たちの人生は原因と結果の法則に基づいて作られている
そもそも、著者の言う「原因」と「結果」の法則とはなんでしょうか。
「心の中の思いが私たちを作っている。私たちは自分の思いによって作り上げられている。」
これは自身の思い方によって、自分を素晴らしい人間に作り上げることも出来れば、破壊してしまうこともできるという意味です。
例えば、失敗するかもしれないと思っている人は失敗を繰り返し、成功できると思っている人はなぜか成功します。「思い」は「結果」を作ることができるのです。つまり、「思い方」1つで自身の置かれている環境や運命を変えられるということです。
原因と結果の仕組みは「思い方」から
「思い」が結果を作っているというこの法則はどんな仕組みになっているのでしょう。
著者によると、、、
「心の中に蒔かれた「思い」という種の全てがそれ自身と同種のものを生み出します。
それは「行い」として花開き、環境という実を結ぶことになります。」
外側の世界にある環境は心という内側の世界に合わせて形作られます。
簡単に言うと、悪い思いは悪い結果に、良い思いは良い結果になるということです。
犯罪に手を染めてしまう人がいますが、それは環境のせいではありません。
彼らの心の中にある想いや利己的な願望が原因です。
良い環境は「思い方」で作れると著者は述べています。
成功するには犠牲が伴う
率直に、どうしたら成功できるのでしょうか。
著者は、「成功するためには、自分の欲望のかなりの部分を犠牲にしなくてはならない」と言います。成功するには、強い決意で自分の欲望を抑え、計画の上で、いかに心を保てるかに懸かっています。企業を例にとっても、顧客の事は考えず、利益ばかりを追求する会社は大きくなれません。
目標達成に必要なのは「信念」
まずは質問です。
成功を目指す上で絶対的にやらなければなければならない事は何でしょうか。
答えは目標達成です。
成功するためにはそれに付随していく目標が必要です。
著者は目標に必要不可欠なものとして「信念」を挙げています。なぜなら、人間を目標に向かわせるパワーは、自分がそれを「達成できる」と思える「信念」から生まれるからです。
「自分はできる」という信念があれば、欲望や感情に流されることなく迷わず行動を起こすことができます。
穏やかになると成功できる
成功や目標を現実化するには、「思い」を変える必要があるということはこれまで解説してきました。「原因と結果の法則を知ると、最終的には穏やかになる」と著者は述べています。
なぜなら、自分が「思い」によって作られた存在であることを理解できると、あらゆる現象を正しく、客観的に眺められるようになるからだと説明されています。
不満、苛立ち、悩みなどが落ち着き、安定し、穏やかな心が保てるようになります。
つまり成熟した人格を手に入れることができるのです。
さらに、穏やかになると、自分自身を正しくコントロールできるようになります。
1.どんなことにも原因と結果の法則が働いている
2.思い方が全ての始まり
3.成功したければ捧げる
4.信念が目標達成する力
5.穏やかさを手に入れ成功する
気になった方は是非、手に取って読んでみてください!
95ページしかないので、簡単に読むことができます。
しかし、自己啓発書を読むうえで何よりも大切なことは、読んだ後に行動に落とし込むことです。
この機会にMake Action!!!
コメント