【書評】「脳の中のプログラムされた時計の謎を探る―すべての生物が持つリズムの源泉とは!?―」

Diary

『生物時計はなぜリズムを刻むのか』
「脳の中のプログラムされた時計の謎を探る―すべての生物が持つリズムの源泉とは!?―」



「人間とは何か。」

「何のために生きるのか。」

アンパンマンじゃなくても、この種の問いは生きている限り問い続けていきたいし、最終的には自分なりの答えを見つけたいと考えている人は多いのではないでしょうか。

でも、そもそもこの問いの立て方で良いのでしょうか。

そこで、少し人間の生活圏を超えてみましょう。

『生物時計はなぜリズムを刻むのか』 によると、普段の生活では時計に縛られた生活をしている私たちですが、時計から隔離された環境で生活を強いられても、体内時計によっておおよその時間を把握することが可能だそうです。

これが可能なのは、自然の周期(日の出と日没や季節の変化)に合わせて、人間がプログラムされているからとのこと。人間の中だけ見ても、様々な生理現象があえて時間をずらして起きるように設定されています。

たとえば、寝ている間は体温や肝機能などが低下して、なるべく寝ることだけに集中するようにできていたりします。すべての生理現象が同時に起きることを防いでいるのです。(そうでもしないと寝られません!)

他の生物に目を向けてみましょう。


『生物時計はなぜリズムを刻むのか』

マツヨイグサという植物は、蛾やほかの夜行性の生物に受粉を助けてもらうために、日が落ちる頃に香りを放ちます。彼らのような夜行性の生物の生活リズムは昼行性の生物と反対であり、あたかも交替しながら「地球という職場」を24時間体制で管理しているかのようです。

このように、「人間」だけでなく、地球上の生物をホリスティック(全体的)に見てみると、それぞれの種が地球という生活環境を維持するための要素となっていて、独立した生き物ではなく、むしろ相補的な関係であるということが分かってきます。

ここに生物間のダイナミックな連鎖を感じますね。

目次(全307ページ)

第1章 「内的な一日」と「外的な一日」

第2章 時刻を知る

第3章 振り子、時計、砂時計

第4章 日変化というハードル

第5章 時計を探して

第6章 時計に当たる光

第7章 分子時計―たんぱく質が「カチッ」、RNAが「コチッ」

第8章 少しの動物種とたくさんの時計

第9章 季節の変動

第10章 時計の進化

第11章 睡眠と能率

第12章 季節性感情障害と交代勤務

第13章 薬の投与と体内時計

第14章 未来の時間―ユークロニア(同調世界)かディスクロニア(脱調世界)か

種類は全く違うのに(種類分けは人間が人為的に行っただけですが)ここまでくると私たち人間さえも、地球を運営するための1つのコマのような気がしてきます。

「人間とは何か」という問いは、比喩的に言うと、企業全体の中の一事業について問うているだけで、
そこから生産的な議論は生まれないし、答えが出たところでそれは単なる一要素でしかありません。

それよりも、「企業の一事業として、何をすべきか。」

地球を円滑に運営していく上で、人間としてどう振る舞うべきかを考えた方が何かスッキリしませんか。
動物や昆虫は私たち人間の同僚です。

『生物時計はなぜリズムを刻むのか』

コメント

  1. I’m truly enjoying the design and layout of your site. It’s a very easy on the eyes which makes it
    much more enjoyable for me to come here and visit more often. Did you hire
    out a developer to create your theme? Excellent work! https://vanzari-parbrize.ro/parbrize/parbrize-daewoo.html

タイトルとURLをコピーしました