台湾人のお金に対する考え方
こんにちは。台湾在住のたいちくんです。
突然ですが、あなたはお金が好きですか。
おそらくこの質問に即答で「好きです」と答えられる人は少ないのではないでしょうか。
しかしこの質問を台湾人にすると、必ず即答で「大好き」と返ってきます。
この記事では台湾人のお金に対する考え方について書いていきたいと思います。
日本人の価値観とは違うので、学べることもあるかと思います。
「お金=可能性」
私が台湾人に日本語を教えていて実際によくあるやりとり。
今まででもらって1番嬉しかったプレゼントは?
お金。
願い事が1つ叶うとしたら?
お金持ち
将来の夢は?
お金持ち
そうなんです。
人にもよりますが、私の経験上、これらの質問に対する台湾人の答えはいつもこんな感じです。
ではどうしてそんなにお金が好きなのでしょう。
お金が好きということに関して言えば、日本人も同じだと思います。
違っているのは、それを公に言うことができるかどうかです。
日本文化では、「お金=汚い」といった価値観がありますよね。
ですが台湾人にとっては「お金=可能性」なのです。
「お金=汚い」という価値観
確かに言われてみればお金=可能性です。
お金があれば大きな家も買えるし、かっこいい車に乗ることもできます。
時間があれば世界一周もできるでしょう。
また企業であれば、利益を得ることでさらに事業を拡大することができます。
事業が拡大すれば、より多くの人にサービスが供給できるようになり、
社会はより豊かに、便利になっていきます。
お金はただのツールです。信用にカタチを与えたものです。
こんなにも夢のあるお金ですが、どうして日本人は「お金=汚い」と考えるようになったのでしょう。
調べてみると、この価値観は今から約400年前の江戸時代から始まったようです。
当時の江戸幕府は政権を長く続けるために、「お金を欲しがらない国民づくり」を行っていました。
お金儲けのために国民が幕府に対して不満を持ったりするからです。
大名は参勤交代などで資金を蓄えられないようにし、国民にお金は行き渡らないようにしました。
お金を扱う商品は卑しいとして低い身分とし、武士などを高い身分にしました。
このようにして「お金儲けをする人は身分が下」という価値観を作ったのです。
それが今日まで根強く残っているということですね。
学生が株!?
少し話がそれてしまいました。
台湾では幸い(?)そのような教育がされなかったので、誰もお金が汚いだなんて思っていません。
台湾の新年(春節)の挨拶は「恭喜發財(Gōngxǐ fācái)」と言って、
直訳すると、「大金があなたの元に訪れますように」です。
また、台湾では高校生でも株を買っている人が少なくありません。
自分で売買はしていなくても、証券会社などを通して株を所有している人が多いです。
親が株が好きで、子どもに勧めているケースもあるので驚きですね。
決算書の見方まではわからなくても、株のチャートくらいなら読める人がほとんどです。
この話を聞いて、私も台湾で株デビューしました!
1.世の中の経済の動きに敏感になる
昨年のコロナショックで世界の経済は大混乱に陥りました。
ですが、当事者でもない限り、そこまで影響を感じていない方も多いのではないでしょうか。
株をやっていると、直に感じます!自分のお金が大きく上下するのですから。
2.世間のニュースに関連性が見える
世界は経済を軸に日々動いています。石油、戦争、IT革命など、すべてに経済が関わっています。
株を始める前はバラバラに見えていたニュースが、株をやり始めてから繋がって見えるようになりました。
3.かっこいい
単純に、政治や経済の話ができるのはかっこいいですよね。笑
「デキる奴」感が出ます。
*投資は自己責任で!
お金に関する中国語
せっかくなので、お金に関する中国語を紹介しておきます。
有錢 | Yǒu qián | お金がある |
沒錢 | méi qián | お金がない |
找錢 | Zhǎoqián | お釣り |
換錢 | Huànqián | 両替 |
零錢 | Língqián | 小銭 |
現金 | Xiànjīn | 現金 |
信用卡 | Xìnyòngkǎ | クレジットカード |
浪費錢 | Làngfèi qián | 無駄遣い |
存錢 | Cún qián | 貯金 |
省錢 | Shěng qián | 節約する |
薪水 | Xīnshuǐ | 給料 |
稅金 | Shuìjīn | 税金 |
パッと見でわかるものも多いですね!
いかがでしたか。
同じアジア圏に位置していても考え方は全然違いますね。
個人的に「お金=汚い」という考え方は健全とは思いません。
「お金大好き」と言ってもいいんです。
みんな大好きですから。
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