台湾の都市伝説
こんにちは、たいちです。
いくつになってもワクワク・ゾクゾクさせてくれるのが都市伝説です。
この記事では台湾の都市伝説について書いていきたいと思います。
紅衣小女孩(赤い服の女の子)
これは台湾で一番有名な話と言っても過言ではありません。
この都市伝説は番組に投稿された1本の動画から始まりました。
その動画は、台湾中部にある台中市の山、大坑(Dà kēng)へ山登りに行った呂さんという人によって撮影されました。
呂さんはその日、家族と楽しく山登りをしていたのですが、家に帰ってきてから家族でその撮影したビデオを見ようとすると、そのテープがないことに気がつきました。
その数日後、旅行に参加した60代の男性が、急病で亡くなりました。
その男性の手にはなんと、無くなっていたテープが握られていました。
そのテープを再生してみると、列の最後尾にいる男性の後ろに、
1人、真っ赤な服を着ている女性が歩いていました。
その女性は子供のような体型ですが、老婦人のような顔をしています。
この女性は誰なのか、いつからいたのかは、誰もわからないそうです。
この話は後に『紅衣小女孩(赤い服の女の子)』というタイトルで映画にもなっています。
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乖乖(Guāiguāi)
乖乖というお菓子を知っていますか。
台湾人なら子どもの頃は必ずと言ってもいいほど食べたことのある有名なお菓子です。
日本でいうコアラのマーチ的な存在です。
この乖乖ですが、直訳すると「いい子いい子」という意味になります。
名前からして子どもが好きそうなお菓子ですよね。
しかし、このお菓子、台湾で生活をしていると意外なところで見かけます。
空港、切符売り場、パソコンの上など…
しかも乖乖にはいろいろな種類があるのですが、置かれているのはいつも緑色のパッケージのものです。
緑は「青信号」ということで、「順調」「うまくいく」ことを表しています。
つまり、緑の乖乖を置いておくと、その機械は壊れませんよということです。
なので、エンジニアの方はデスク上に乖乖を並べている方が多いです。
台湾で見つけても食べてしまわないように!
月がきれいですね
いくら満月が綺麗だからといって、月を指でさすことは台湾では禁じられています。
月を指差すと、寝ている間に耳が切り落とされるからです。
恐ろしいですね。
では、どうしてこのような都市伝説が広まったのでしょう。
これは子どもにマナーを教えるためと言われています。
人のことを指でさすのは、日本でも同じように、台湾でも失礼な行為です。
恐怖心を利用して、失礼な大人にならないよう昔のママたちが考えたのかもしれませんね。
お腹を出して寝ていると雷におへそを取られるというのと似ています。
これも風邪をひかないようにするためですからね。
うーん、何とも戦略的!
赤い封筒
これは知っている日本人も多いと思います。そうです。
道に落ちている赤い封筒を拾うと、死者と結婚させられてしまいます。
この死者と結婚する風習のことを「冥婚」と言い、実は台湾だけでなく、東アジア・東南アジアなどの地域ではあまり珍しくありません。
死者を結婚させる理由は単に可哀そうだからです。
未婚のまま亡くなってしまうと、成仏できないと言われており、魂がまだこの世に残っている間に結婚させて送り出します。
赤い封筒は「紅包袋」と言い、それ自体は怖い物ではありません。
台湾ではお年玉や祝儀を入れるのに使われます。
冥婚用の紅包袋には、亡くなった方の写真や頭髪、爪などが入っています。
結婚の意思がない場合は拾わないようにしましょう。踏むのもアウトです。
ですが安心してください。
冥婚で亡くなった方と結婚した後でも、生きている人間との結婚は可能です。
茶碗に残った米粒
日本では米粒一粒一粒の中に神様がいるから、残したら罰が当たると言われて育った方も多いですよね。
また、目が潰れるというのもよく聞きますね。
台湾ではどうでしょうか。
台湾では米粒に残ったお椀を顔に見立てます。
当然きれいなものではないですね。
その”顔”はあなたが将来結婚する旦那さん、もしくは奥さんの顔というのが台湾版の都市伝説です。
自分の顔ではないところが逆に恐ろしいですね。
「ご飯は残さずきれいに食べましょう」というのは共通認識みたいです。
おわりに
いかがでしたか。
都市伝説というのはどの地域でもどの時代でも必ずありますね。
また、地域や時代が変わってもある程度内容が共通しているのもおもしろいですね。
人間の普遍の真理みたいなものがあるのでしょうか。
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