台中にメトロができたんだって!
へぇ~、乗ってみたいな!
こんにちは、台湾在住4年目に突入したたいちくんです。
これまで台湾には台北と高雄にしかメトロがありませんでしたが、ようやく台中にもメトロが完成しました。4月24日まで試運転で運賃が無料とのことだったので早速乗ってきました。
台中の交通機関
メトロが完成する以前、台中には高鉄(新幹線)、火車(電車)、公車(バス)、計程車(タクシー)、Youbike(レンタル自転車)がありました。
台中市外へ行く場合は高鉄または火車を利用し、台中市内であれば公車、計程車、Youbikeで事足りていたのですが、今回はそこにMRTも加わりさらに交通のオプションが増えました。
以下で紹介しますが、運賃も安くてMRTの駅の近くに住んでいる方にとっては利用しやすいと思います。
台中捷運計画の歴史
MRTは中国語で捷運(jié yùn)と言います。実は今回の台中に捷運を作るという計画は今から約20年前の1988年に「台中都会区捷運路網細部計画」として立案されていました。
その頃から線路の建設が始まっていたらしく、4年前に僕が台湾に来たときにはすでに線路はありました。
台湾人の友人に「あの線路は使われてるの?」と聞いても、「あれは20年前からずっと作っていて、いつ完成するかまだわからないんだ。」といった返事でした。
まるで台湾版サグラダ・ファミリアです。
2020年11月16日
「台中都会区捷運路網細部計画」から22年経った昨年の11月、ようやく台中捷運がプレ開業しました。しかし、そんな喜びも束の間、車両連結器に不具合が生じたため、当初予定していた12月19日の本開業は延期となってしまいました。
2021年3月25
機器の不具合を解決し、ようやく2021年3月25日に再度、試運転が再開することになりました。4月24日までの1か月間は運賃が無料になるそうです。そして4月25日から本格的に台中捷運が始動することとなります。
台中捷運の未来
こちらが未来の路線図です。
今はまだ緑線(一部除く)しかありませんが、青とオレンジの線も追加される見込みです。
台中で生活をしている者の感想ですが、青とオレンジの線は台中市のかなり中の方まで入ってきくれるので、これらが完成すれば交通はかなり便利になると思います。
楽しみです!
路線図と運賃
■路線図
以下は台中捷運緑線の路線図となります。
停車する駅は全部で18駅あり、約30分で端から端まで行くことができます。
また5分間隔で運行されているため、待つ時間も少なく済みそうです。
町の中心に一番近いのは「文心森林公園」~「市政府」あたりとなります。
■運賃
運賃は以下のように設定されています。
距離 | – 5km | 5 – 7km | 7 – 9km | 9 – 11km | 11 – 13km | 13 – 15km | 15 – 17km |
普通運賃 | NT$20 | NT$25 | NT$30 | NT$35 | NT$40 | NT$45 | NT$50 |
一番距離のある北屯総站駅から高鉄台中駅まででも16.71kmしかないので、最大で片道NT$50(約190円)となります。日本の鉄道と比べるとはるかに安いですね。
台湾の公共交通機関に乗るには悠々カードが便利です。
券売機は日本語も選択できるので、日本語の音声ガイドに従えばだれでも簡単に切符を購入することができます。
ぶっちゃけ便利?
台中捷運の未来でも書きましたが、青とオレンジの線が完成すればかなり便利になると思います。ですが現段階では、個人的に利用することはほとんどないと思います。
というのも僕が住んでいるところから最寄りの駅まで行くのに、バイクで10分くらいかかってしまうからです。それくらい、緑線は町の中心から離れたところにあるということです。
駅の近くに住んでいる方にとっては便利なはずですが、僕はもうしばらくバイクで移動しようと思います。
おわりに
いかがでしたか。台中に捷運ができたことで、いよいよ台中もBig Ciyになって来たなという感じがしています。捷運は二両編成でわりと短いのですが、運行の間隔も短く、また無人運転なので、「リアル電車でGO!」気分が味わえます。
無人運転なので全部見えます!
車内の様子
ピンクの座席は優先座席です。
台湾では健康状態に問題がない限り、空いていても若い人は優先座席には座りません。
座っていると他の乗客に注意される可能性もあります。
捷運(MRT)の中では飲食禁止です。
見つかると罰金が課せられます。
高鉄(新幹線)からの乗り継ぎも簡単!
これだけ派手なら見逃すはずがありませんね。
まだ未完成!?
台中にお越しの際は是非、利用してみてください。
今回は以上です。
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