こんにちは、台湾在住4年目のたいちです。
いま、台湾が大変な状況になっています。
先月から台湾のいくつかの地域で計画断水が行われているのです。
計画断水の規模
断水自体はこれまでにも何回かあったのですが、今回の断水は規模が大きいです!
今までは長くても1日、短かったら数時間程度の断水で済んでいたのですが、
今回の断水は2日連続です。しかも毎週!!!
場所によって曜日は違うみたいですが、僕が住んでいる台中の北区というところは火曜日と水曜日みたいなので、くさぁ~い木曜日がやってきそうです。
そもそもなぜ計画断水を行うの?
それはズバリ「天気が良すぎるから」です。
なんという皮肉。。。
台湾は日本の九州と同じくらいの大きさと言われており、比較的小さい国ですが、南北に伸びていることもあり、地域によって降水量が大きく異なっています。
台北や基隆など、北部の方では1年中雨が降っているところもありますが、台中以南は1年中晴れています。北部から水を引っ張ってこられたらいいのですが、そこまでのインフラが整っていないようです。
また、南部はまだ台風の影響を受けることもあるのですが、台中に台風はめったに来ません。
台中と隣の県「南投」の間には高い山がいくつも連なっており、台風がその山を越えられないからだそうです。
良すぎる天気の影響…
普段生活をしていると、天気がいいに越したことはありませんが、僕は次の写真を見て「これはヤバイ」と感じました。
これは台中のダムの様子です。
またこちらは台湾で最大の湖「日月潭」の普段の様子ですが、ここも水がなくなってしまい、湖の底から275年前に建てられたと思われる墓石が発見されたというニュースがありました。
台湾人は楽観的な性格なので、この状況でも楽しそうにしていますが、個人的にはここまでくると少し不安も大きくなってきました。
断水中の水
1週間に2日行われている計画断水ですが、この2日間は全く水が出ないのかと言われるとそうではありません。
台湾では基本的に屋上などに貯水タンクが設置されており、そのタンク内に水がある限りは水を利用できます。
ですが、いつタンクの水がなくなってしまうかわからないので、最近はスーパーなどで大きなバケツや衣装ケースが飛ぶように売れています。
断水前に水を貯めておくためです。
(でもこれだと断水の意味がないような…)
バケツだけでなく水の箱買いも勢いがすごいです!
僕が買いに行ったときは売り切れる直前でした。
このように楽観的な一方でしっかりと対策もしているところはほっこりします。
雨乞いの儀式
台湾が今どれだけ深刻な状況にあるか理解して頂けたかと思います。
というわけで、雨乞いの儀式として「照らない照らない坊主」を作りました。
みなさんも是非作ってみてください!
できたら「#渡過停水大作戦」(断水を乗り切ろう)でインスタに写真をアップしてくださいね!!
おわりに
噂によると、もし梅雨のシーズンが来ても水が十分に貯水されないようであれば、計画断水は3日に拡大されるようです。
2日ならまだ耐えられますが、台湾の夏に3日断水となるとかなりキツイものがあります。
頼む!降ってくれ!!
今回は以上です。
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